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住むのは違法!トランクルームで生活するとペナルティはあるのか?徹底解説

家賃を安く抑えるため、トランクルームに住むことはできるの?

トランクルームに住んだら捕まったりするのかな?

トランクルームに興味をお持ちの方で、このような疑問を感じた方もいるのではないでしょうか。
結論から言ってしまうと、トランクルームに住むのはNGです。

利用者の観点から違法となるほか、貸し出したトランクルーム会社側にも責任が問われる恐れがあります。
そのため、トランクルームを運営している各社で厳しく規制されています。

この記事を読んでわかること
  • トランクルームに住むことは違法なのか
  • 住んでいることがバレたらどうなるのか
  • トランクルームの滞在時間の許容はどれくらいか
  • 着替えや作業場としての利用も規約違反なのか
  • トランクルームに住むリスク
  • もしトランクルームで生活している人を見つけたらどうすればいいのか

それでは順番に解説していきます。

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トランクルームに住むのは違法なの?

冒頭でもお伝えした通り、トランクルームに住むのはNGです。
貸し出す立場のトランクルーム会社、借りる立場の利用者のいずれも違法となる可能性が高いです。

トランクルーム側は、「倉庫業法」違反、利用者側は「住民基本台帳法」違反となります。

トランクルーム会社は「倉庫業法」違反

一般的にトランクルームの利用は、「荷物を預かるサービス」、「収納スペースを貸すサービス」を目的としています。

そのため、トランクルームに住むことを許可してしまうと、国土交通省が定めている「倉庫業法」に違反することになります。

このような違反を事前に防ぐため、トランクルーム会社は契約書の注意事項欄に「長時間の滞在や作業、住居としての利用を禁止する」旨が記載されています。

利用者は「住民基本台帳法」違反

利用者側の立場の場合、住民票を移すことができず、「住民基本台帳法」に違反することになります。

また、「住所は別の場所に登録して住めばいいのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。

たしかにその方法であれば「住民基本台帳法」には違反することは防げるかもしれません。ですが、トランクルーム会社との契約書内の「長時間の滞在や作業、住居としての利用を禁止する」に違反することになり、契約を打ち切られる可能性が高いでしょう。違約金や賠償金を請求される可能性もあります。

また、住むこと以外にも契約違反になりかねない行為があるため、注意が必要です。

詳しく見ていきましょう。

契約違反にならないように一般的にトランクルーム各社で禁止されている行為を要チェック

多くのトランクルーム会社で禁止されている行為は下記の通りです。

  • 近隣やほかの利用者への迷惑行為(騒音、異臭など)
  • 収納目的以外での利用
  • 危険物などの保管
  • 食品など腐敗するものの保管
  • 動植物などの生き物の保管
  • ネジや釘などを利用した設備改造

これらのほかにも、トランクルーム会社によっては細かく規制している場合もあります。
事前に契約書などを確認して、自分の利用目的が規約違反とならないか確認しておくことをおすすめします。

もし住んでいることがバレたらどうなる?

トランクルームに住んでいることがトランクルーム会社にバレてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか?
先ほどの章でも触れた通り、トランクルーム会社は「倉庫業法」違反、利用者は「住民基本台帳法」違反となります。

違反者とそのまま契約しているとトランクルーム会社の責任が問われてしまうため、すぐに契約を打ち切られるでしょう。
規約違反という名目で違約金を請求されるリスクもあります。

さらに、警察に通報された場合、「住民基本台帳法」の罰金を支払う必要が生じるでしょう。

トランクルームの滞在に関して許容時間はどのくらい?

時間よりも滞在目的で判断することが正しいといえます。
原則として、荷物の運搬以外の滞在は禁止している場合が多いです。

そのため、「荷物の出し入れで2時間かかった」場合と、「読書や休憩目的で1時間滞在した」場合では、後者の方が禁止事項に該当すると考えられます。

屋内タイプの場合、セキュリティの観点から、監視人や防犯カメラを導入している場合が多いです。
そのため、荷物の運搬以外の滞在をしていることがバレやすくなっています。

利用規約に違反してしまうと、解約を迫られてしまう恐れがあるため、長時間の滞在はおすすめしません。

規約に従った目的で利用していたことをきちんと説明できれば、長時間利用していた場合でも解約を迫られることはないでしょう。

着替えや作業場として利用することも規約違反なの?

ちょっとした着替え程度であれば、規約違反としているトランクルーム会社は少ないです。
一方で、通路で着替えるなど、ほかの利用者の迷惑となる行為は避けましょう。

また、セキュリティのために監視カメラを設置しているトランクルームもあり、見られる可能性がある点も注意する必要があります。

作業場としての利用についてですが、作業の内容によりますが、「荷物を預ける」といった本来の目的に該当しないと判断される恐れがあるため、注意が必要です。

一方で、「バイク専用タイプの屋外トランクルーム」の場合、バイクの整備などを前提として貸し出しているところもあります。このようなケースでは長時間滞在してバイクの整備などを行っても問題ないでしょう。

いずれにしても、契約前に利用目的を伝えて許可を取ることをおすすめします。

YouTube動画(9:00~11:00)ではトランクルームを自転車駐輪場代わりに使用して、さらに汗をかいた服の着替えをするなどの活用事例を紹介しています。

そもそもトランクルームでの生活は危険

先ほどもお伝えした通り、一般的にトランクルームの利用は、「荷物を預かるサービス」、「収納スペースを貸すサービス」を目的としています。

住むことを目的としていないため、住んだり生活をすることはできません。そもそも、生活する上で欠かせない、水道やトイレ、ガス、電気などの設備が整っていません。

また、トランクルームは、部屋の中で長期滞在することを前提としていないため、外側からしか鍵を掛けることができません。

そのため、トランクルーム内で長時間滞在しているときに管理人の方が外側から鍵を掛けてしまうと、自力で出ることができなくなってしまいます。

もしトランクルームで生活している人を見つけたら…?

では、トランクルームを利用している際、トランクルームで生活している人を見つけた場合、どうすればいいのでしょうか?
結論から申し上げると、「トランクルーム会社へ連絡する」ようにしましょう。

あとはトランクルーム会社と当人のやり取りで事態は収束するはずなので、あまり気にかけないようにしましょう。

くれぐれも、トランクルームで生活している、違反者の方に直接注意するようなことは避けましょう。
相手方も生活がかかっているため、逆恨みをされて大きなトラブルに発展しかねません。

自分の身を守るためにも、トランクルーム会社を通して対応してもらうのが賢明です。

まとめ

今回は、「トランクルームに住む」ことについて解説してきました。
トランクルームに住むことは、トランクルーム会社側、利用者側いずれにおいても違法になります。

  • トランクルーム会社:「倉庫業法」違反
  • 利用者:「住民基本台帳法」違反、トランクルーム会社との契約違反

トランクルームは、正しく利用すればとても便利なものです。
一方で、規約、法律に触れてしまうと強制解約、罰金の支払いが必要となる恐れが生じてしまいます。

規約、法律に触れてしまうリスクのある行動は避け、正しく利用しましょう。

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